構音障害とは

構音障害は、適切な発音がうまくできない状態のことをいいます。

混同されやすい症状として、失語症があります。失語症は、大脳の言語中枢という場所に障害を受けた結果、聴く・話す・読む・書くなどの言語機能に障害が出る病気のことです。失語症と構音障害では原因が違います。

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構音障害の症状

構音障害の症状には、以下のようなものがあります。

・話し方がぎこちなくなる

・声がかすれてしまう

・高い声が出にくくなる

・抑揚がなく単調になる

・声が震える

・声の大きさにバラツキが出る

構音障害の原因

構音障害の原因は、大きく分けると、器質性構音障害、運動障害性構音障害、聴覚性構音障害、機能性構音障害の4つに分類されます。

①器質性構音障害

唇や舌などの発音するための器官の形態に異常があり、適切に発音できない状態のこと。先天的なものとしては、口蓋裂や粘膜下口蓋裂、舌小帯が短いなどの舌の形態の異常などがあります。また、がんの手術後や外傷など後天的なものによることもあります。

②運動障害性構音障害

脳卒中やパーキンソン病などの脳や神経の病気により、発音する時に唇や舌などの筋肉を動かす指令が適切にコントロールできず、発音に障害が生じる状態です。

③聴覚性構音障害

難聴により、正しい発音や自分の発音が聞き取れず、発音に障害が生じる状態です。正しく発音することを学習できないことが原因となります。

④機能性構音障害

明らかな原因がないにも関わらず、正しく発音できない音がある状態のことをいいます。脳や神経、聴覚などに異常がないのに発音がうまく出来ない場合は、該当する可能性があります。

構音障害の治療・リハビリ

構音障害の治療は、外科的治療による発音に関係する器官の形態を整える方法や、発音補助装置を使用する方法、また、口周りや顔周りの機能の強化を行うための構音訓練があります。

構音障害のリハビリでは、発声練習やストレッチ、口や舌の体操などを行います。症状に合わせて適切な難度を設定する必要があります。