高次脳機能障害とは

高次機能障害は、脳の損傷によって、注意力や記憶力、感情のコントロールなどに問題が生じて日常生活や社会生活に支障をきたす状態のことをいいます。

高次脳機能障害の症状

注意障害

注意が散漫になり、ミスが増えたり、複数のことを同時に作業することが難しくなります。また、集中力が散漫になり、ひとつの作業を長く続けることができないなどが症状として現れます。

記憶障害

記憶力が低下し、出来事を覚えられなくなります。たとえば、約束したことを忘れてしまったり、自分が置いた物の場所が分からなくなるなどです。また、覚えていないことから同じ内容の話を繰り返したり、質問したりするのも症状のひとつです。

遂行機能の障害

行動に移すことが難しくなり、誰かに指示をして決めてもらえないと実行できなかったり、優先順位が立てられなかったりします。

社会的行動障害

自分の感情をうまくコントロールできなくなり、自己中心的になります。その結果、自分の思い通りにならないと怒ったり、暴力を振るうなどの行動に出てしまうこともあります。

その他にも、物を認識できなくなる「失認」や、物の使い方が分からなくなる「失行」なども症状のひとつです。

高次脳機能障害の原因

高次脳機能障害は、交通事故などによる脳の外傷や、脳梗塞などの脳卒中、または、脳炎や腫瘍など脳に影響を与える疾患などによって起こります。

高次脳機能障害の治療・リハビリ

高次機能障害の改善は、患者の障害に応じて、手順の反復練習や指さし練習、行動の順序の確認などのリハビリを行います。