失調は、運動失調症や統合失調症、自律神経失調症のことを指す言葉です。神経内科の場合「運動失調症」を指すことが多いようです。

運動失調症とは

運動失調症とは、個々の筋肉の動き同士の協調性が悪くなり、円滑に動きやバランスをとることが困難になった状態をいいます。たとえば歩行時のふらつき(失調性歩行)や、手の細かな動作がうまくいかないなどが症状です。

これに対して、運動麻痺は力が入らなくなる症状のことを指します。そのため、麻痺と失調は区別して考えます。

運動失調の分類

運動失調症は、以下の5つに分けられます。

  • 小脳性:小脳出血・梗塞、脊髄小脳変性症、小脳腫瘍
  • 脊髄性:脊髄癆、脊髄腫瘍・脊椎症性脊髄症
  • 前庭迷路性:メニエール病、前庭神経炎
  • 大脳性:前頭葉・側頭葉・頭頂葉の障害
  • 末梢性:ギランバレー症候群、アルコール性ニューロパチー、糖尿病性ニューロパチー

運動失調のリハビリ

運動失調では、どの部位で障害が起きるかによって症状は変わってきます。さまざまな評価の結果を踏まえてリハビリ計画を立てる必要があります。