【医療保険・デイケア・デイサービス・自費を比較】

脳梗塞や脳出血など脳卒中のリハビリを行いたい方の選択肢として、医療保険サービス・介護保険サービス・自費リハビリの3種類が候補に上がるかと思います。
保険を用いたリハビリには、自己負担を抑えられるというメリットがありますが、その反面、期間やできる範囲に制限があるというデメリットもあります。
ここでは、保険適用リハビリと自費リハビリの違いについて説明します。
なお、金沢脳梗塞リハビリステーションでは、保険適用のリハビリと自費リハビリを上手に併用していただくことをおすすめしています。

医療保険サービス・介護保険サービスと自費リハビリの違いは?

医療保険サービス・介護保険サービスと自費リハビリには、医療体制や日数制限の有無、リハビリの質などに違いがあります。
まずは表にて全体像をお見せします。

 
医療保険
介護保険
(デイケア・訪問型リハビリ)
自費リハビリ
(金沢脳梗塞リハビリステーション)
目的
治療や訓練による
症状の回復
日常生活全般を
リハビリと捉えた
機能維持
個々の目的に沿った
課題解決
医療体制

個別

集団が主

個別
日数制限

発症から180日以内

制限なし

制限なし
リハビリの質

専門家が対応するため
質が高い
料金

それぞれの違いをさらに詳しく見ていきましょう。

医療保険と介護保険の違いは『目的』にある

まずは、保険適用である医療保険と介護保険の違いから見ていきましょう。
医療保険と介護保険の違いで最も大きいのが、リハビリの目的です。
医療保険は、病気の治療や訓練による症状の回復が目的とされるリハビリに適用されるもので、40歳未満の方でリハビリが必要になった場合に適用されます。
医療保険を利用すれば、リハビリの費用が1~3割負担で済むというメリットがあります。医療保険を用いたリハビリには日数制限があり、病気やけがごとに受けられる日数が違います。脳血管疾患後遺症の場合、適用日数は180日となります。

続いて、介護保険は、病気の治療ではなく、日常生活全般をリハビリと捉えた機能維持を目的とされるリハビリに適用されます。対象になるのは、40歳以上65歳未満のうち厚生労働大臣が定める特定疾病に該当した方、もしくは65歳以上の方です。介護保険を利用するには、介護認定を受ける必要があります。また、リハビリは集団で行なわれることがほとんどです。介護保険を用いたリハビリには、日数制限はありません。

なお、この2種類の保険は原則併用することはできません。例外的なケースとしては、別の診断名で医療サービスを受ける場合や、保険が適用される時期がずれる場合などがあります。ただし、基本的には併用は難しいと考えたほうが良いでしょう。

介護保険はさらに2種類に分かれる

さらに、介護保険は、通って行う「通所型リハビリ」、自宅で行う「訪問型リハビリ」の2種類に分かれます。

通所型リハビリは、通称デイケア(通所リハビリステーション)ともいわれます。デイケアと混同されやすいもにデイサービス(通所介護)がありますが、デイケアとデイサービスにはリハビリ内容に違いがあります。

デイサービスは、日常生活に必要な介護などのサービスが受けられるもので、自立した日常生活を送ることができるよう支援することを目的としています。デイケアの医師やリハビリの専門家から指導を受けることができ、主な目的はリハビリを行うこととなります。集団でリハビリを受けるため、周りの方と交流しながらリハビリを行うことができます。

訪問型リハビリは、自宅にサービス提供者が訪問し、自宅でリハビリを受けるものになります。生活スタイルに根付いた内容のリハビリを行うことができるメリットがあります。

自費リハビリはひとりひとりの目的に応じたリハビリができる

続いて、自費リハビリは、医療保険や介護保険を使わずに、自費で行うリハビリのことです。ひとりひとりの目的に応じたリハビリができるのが大きな魅力です。カウンセリングを行った上でマンツーマンで寄り添ってもらえるため、個々の希望とペースに合わせたリハビリを受けることができます。

また、保険内のリハビリの場合、同じ「脳梗塞」ならその程度に関係なく上限日数は一律に設定されています。また、脳梗塞に特化したリハビリを受けられる可能性は低いです。しかし、実際のところ症状によっては上限日数内に十分なリハビリを終えられるか分かりませんし、本来ひとりひとりに合ったリハビリ方法があるはずです。

「あともう少しリハビリができれば…」
「自分にぴったりのリハビリをマンツーマンで受けたい」

自費リハビリは、そんな方にぴったりのサービスです。

専門家の元、期間や回数、時間に制限なく納得いくまでリハビリを行うことができ、より効率的に効果を得ることが期待できます。

どのリハビリが自分に合っている?

ここまでの話を踏まえて、それぞれのリハビリがどんな方におすすめかを表にまとめます。

医療保険
介護保険
(デイケア・訪問型リハビリ)
自費リハビリ
(金沢脳梗塞リハビリステーション)
・保険を使って自己負担額を減らしたい方
・設備䛾整った医療機関を利用したい方
・マンツーマンでリハビリをしたい方
・保険を使って自己負担額を減らしたい方
・長期間リハビリをしたい方
・自分の生活スタイルに合わせたリハビリを選びたい方
・自分に合った方法でリハビリをしたい方
・時間、回数、期間に制限なくリハビリをしたい方
・マンツーマンでリハビリをしたい方

それぞれの特徴を理解して自分に合ったリハビリを選ぶのが良いでしょう。

おすすめは、保険サービスと自費リハビリを組み合わせて利用する方法です。

保険サービスと自費リハビリを上手に併用しよう

ここまでご説明してきた通り、保険サービスと自費リハビリにはそれぞれメリット・デメリットがあります。

金沢脳梗塞リハビリステーションでは、保険適用のリハビリと自費リハビリのそれぞれの良さを生かして、上手に併用していただくことをおすすめしています。

実際に、デイサービス等の保険サービスと自費リハビリを併用されている方も多く、自費リハビリを併用することでより高い効果が期待できます。

弊社ではデイサービス事業の運営も行っており、脳梗塞でお悩みの利用者様も多数(41名:2021.8現在)ご利用いただいております。
脳梗塞の方に特化したプログラムもご用意しておりますので、お気軽にご相談下さい。

なお、金沢脳梗塞リハビリテーションでは、特別プログラム体験をご用意しています。どんなプログラムか体験したい方や、どこまで改善する見込みがあるか知りたい方は特別プログラム体験から始めてみることをおすすめします。

金沢脳梗塞リハビリテーションは、脳血管疾患後遺症を抱える方々が十分なリハビリを受けられるように、そして、改善の可能性があるすべての方々の『できる』を応援します。脳卒中後の麻痺などの後遺症でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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