脳血管障害(脳血管疾患)とは?
脳動脈に異常が起きることが原因でおこる病気の総称で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血といった脳卒中が有名な脳血管障害です。
脳血管壁のあらゆる異常、血栓や塞栓による脳血管閉塞、脳血管の破綻 (脳出血) 、血圧低下による脳循環不全、血管内径の変化、血管壁透過性の変化などがあげられます。
脳血管障害(脳血管疾患)の種類(分類)
脳血管障害は大きく分けて2つにタイプがあります。
- 脳の血管が詰まるタイプ(脳梗塞、一過性脳虚血発作)
- 脳の血管が破れるタイプ(脳出血、くも膜下出血)
脳梗塞とは?
脳梗塞は脳の血管が突然つまって血流が途絶え、脳の細胞が死んでしまう病気です。
脳梗塞のは血管のつまり方によって3種類あり、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症があります。
脳梗塞の症状
症状としては、身体の片側の麻痺、身体に力が入らない、呂律が回らない、めまい、視覚障害などが見られます。
一過性脳虚血発作と症状
一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆としてよく見られる発作で、原因や症状は脳梗塞と似通っていますが、一過性で24時間以内(多くは1時間以内)に症状が治まります。
脳出血とは?
脳出血は、脳に張り巡らされた血管に障害が起こる病気です。
脳の血管が破れて血液があふれ出し、固まって「血腫」となって周囲を圧迫し、脳細胞を破壊してさまざまな症状を引き起こします。多くの場合、激しい頭痛を伴い、半身の麻痺などが起こります。
脳出血の症状
症状としては、突然の強烈な頭痛、身体の片側の麻痺、吐き気や嘔吐、意識障害など見られます。
くも膜下出血とは?
くも膜下出血は、くも膜と呼ばれる脳表面の膜と脳の空間(くも膜下腔と呼ばれ、脳脊髄液が存在している)に存在する血管が切れて起こる出血です。 80~90%は脳動脈瘤と呼ばれる脳の動脈にできた「こぶ」からの出血が原因です。
くも膜下出血の症状
症状としては、強い頭痛、吐き気・嘔吐、意識障害などが見られます。
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